変わりゆく街の魅力を再発見 新・小杉散歩

2019.01.30

川崎市市民ミュージアム「発掘された日本列島2018 新発見考古速報」

現在、川崎市市民ミュージアムでは、「発掘された日本列島2018 新発見考古速報」展が開催されています。

この展覧会は、毎年約8,000件の発掘調査が行われている日本列島において、近年注目された全国17の遺跡から、546点にわたる出土品などの資料を展示。また、古墳内部に幾何学模様が描かれた全国各地の装飾古墳のパネル展示や、川崎市内で出土した古代仏教関連品など、川崎ゆかりの貴重な資料が展示されています。

速報展示のコーナーでは、日本最大級の貝塚である千葉県の加曾利貝塚や、「日本のポンペイ」と呼ばれている群馬県・金井東裏遺跡の出土品など、旧石器時代から近代までの資料を時系列で見ることができます。それぞれの時代背景や概要の解説とともに見られるため、日本史の知識がなくても十分に楽しめます。

縄文中期と後期の貝塚が連なる加曾利貝塚の断面。

加曾利貝塚から出土された、丁寧に埋葬された縄文犬。

三重県中央部に流れる雲出川下流の遺跡群から発掘された銅鐸をはじめとする、弥生時代の出土品資料。

金井東裏遺跡で発掘された、古墳時代の鎧を着た人骨のレプリカ。

群馬県藤岡市にある神田・三本木古墳群の人物埴輪。

続いては、古墳時代の死生観や葬送儀礼を知るうえで高い価値を有する、装飾古墳をパネルで紹介したエリア。国内で600基以上存在するといわれる装飾古墳ですが、湿度や温度の変化によって劣化しやすいため、現在その調査と保護が取り組まれているそうです。

福岡県桂川町の特別史跡・王塚古墳の内部。

熊本県嘉島町・井寺古墳石障の壁画。

最後は川崎市の古代仏教関連資料のうち、川崎市重要歴史記念物を中心に展示したコーナーです。東日本でも最古級の古代寺院である、宮前区の影向寺遺跡から出土された文字瓦など、貴重な品々が約75点展示されています。

有馬古墓群後谷戸古墓群から出土された平安時代の骨蔵器(骨壺)。

本展覧会は、東京、石川、岐阜、広島をめぐり、この川崎市市民ミュージアムでの展示が最後となります。開催は2月17日まで。週末のお散歩がてら、古の人々の文化にふれてみてはいかがでしょうか。

「発掘された日本列島2018 新発見考古速報」
期間 : 開催中~2月17日(日)
休館日 : 月曜(ただし2月11日は開館)、2月12日(火)
開館時間 : 9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)
観覧料 : 一般800円、65歳以上・大学生・高校生600円、中学生以下無料
川崎市市民ミュージアム

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