「中原街道と武蔵小杉」1 堤防で姿を消した90軒の集落

大楽院

昭和7年の大楽院

日枝神社と同時期に僧都・恵恒によって開山された。真言宗豊山派で奈良の長谷寺の末、日吉山神宮寺と号している。
「武蔵風土記稿」によれば、いくつかの堂を構えていたと述べられているが、何回かの火事で記録が焼失し縁起は不明。
延宝年間に建築の本堂は、昭和44(1969)年に近代的に改築されたが、堂内には世田谷城主寄贈の桃山時代の作である座高182cmの釈迦如来坐像が安置されている。
山門には子育地蔵、丸子の渡し場近くにあった(田中こんにゃく店横)北向観音(正徳年間建立)がある。
明治時代には、丸子学舎(学校)となっていた。

入り口にある説明板

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