「中原街道と武蔵小杉」4 泉沢寺・役場と商家が並ぶ神地

中原マーケット

中原街道沿いの中原マーケットの出入り口。この頃は店内に12店が開店していた。小川本家側の出入り口もある(昭和47年)

中原マーケットがここに建てられたのは昭和24(1949)年である。それ以前は朝山家の醤油蔵が立ち並んでいた。
マーケット内の店は最初、乾物屋・魚屋・八百屋・肉屋・花屋・菓子屋・おでん屋・洋品店・美容院・くつ屋・焼鳥屋・お茶屋の12店が入っていた。
現在の建物は、昭和45(1970)年に新しく建て直されたままである。
大型スーパー等の進出で営業は思わしくなく、平成12(2000)年末には4店、平成20(2008)年には仕出し屋、洋品、クリーニング等3店になってしまった。

中原街道側の中原マーケット出入り口(平成20年)

中原マーケットから後方に木が多く茂っている場所は朝山本家。ここで「朝陽」という銘柄の醤油を明治時代に製造していた。明治43年に廃業したあと木材店を経営した。手前のバラ園は小川本家(昭和46年)

手前は畑と駐車場になっている小川本家(醤油屋)(平成20年)


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