新小杉開発株式会社

新・小杉散歩

2019.01.08

川崎七福神めぐり2019

あけましておめでとうございます。新・小杉散歩、2019年最初の投稿は、昨年に引き続き、川崎七福神めぐりの初詣から。
※2018年の川崎七福神めぐりの模様こちら

川崎七福神とは、中原区内にある7つの寺院に安置された七福神のこと。毎年1月1日から7日までの松の内の期間は、初詣として専用の色紙に御朱印をいただくことができます。7つの寺院を徒歩だけでめぐっても約5時間という距離感で、ジョギングやサイクリングを兼ねてめぐる人も多くみられる、中原区のお正月の風物詩となっています。

今年は1月2日に参拝。昨年は10時頃にスタートして、休み休みめぐっていたところ、7寺院目をめぐるころには16時を過ぎてしまっていたので、休憩をとらずに黙々とめぐりました。三が日なので、ほとんどの喫茶店、飲食店も閉まっています。

昨年同様、はじめに訪れたのは、南武線武蔵新城駅から徒歩6、7分の安養寺。本尊に大日如来が安置され、人望を表す中国の神様、福禄寿が祀られています。

1軒目なので、こちらで色紙を購入します。三が日ということもあってか、院内は多くの人が押し寄せていました。

二番目は安養寺から徒歩数分の場所にある、弁財天の宝蔵寺です。創建は永正17(1520)年。本尊には子育地蔵菩薩を安置しています。本堂前には、見るからに縁起のよさそうな七福神の石像があり、訪れる人を和ませます。

下段中央が宝蔵寺の御朱印。また、こちらでは御朱印をお願いすると弁財天の御守りをいただけます。

次は徒歩10分程歩いた場所にある東樹院 多聞寺。多門寺という寺号は、毘沙門天の別名・多聞天に由来しています。室町時代に創建され、武州の豪族・平氏の流れである石井源左衛門により、当時宮内にある毘沙門天を見出されといわれています。

3つめの御朱印。ここまではどの寺院も比較的近く、お散歩気分でめぐることができます。

次にめざすのは小杉御殿町にある名刹・西明寺。多門寺からは等々力緑地を経由し、徒歩約20分程。自然を感じながらウォーキング気分で移動します。

西明寺到着前に、小杉神社に立ち寄り、こちらでも初詣をしました。こちらも地元の方とみられる参拝客で大変賑わっていました。

小杉神社を出たら、西明寺はすぐそこです。
こちらは松の内期間中のみ、約400年前に木食上人によって作られた大黒天が、本堂にて公開されています。

御朱印をいただくと同時に、昨年も購入した「だるまみくじ」を購入。ひとつひとつ表情が異なるので、お気に入りを探すのが楽しみです。

お次は新丸子駅を通り抜け、多摩川近くに建つ、大楽院へ向かいます。普段は買い物客で賑わう新丸子の東口商店街も、お正月は静かです。

恵比寿様を祀る大楽院は、奈良県長谷寺の直轄寺院。ご本尊は長谷寺と同じく、十一面観世音菩薩。本堂内の釈迦如来は、 川崎市の指定文化財になっています。
こちらは見本を参考にしながら自分で御朱印を押す、スタンプラリースタイルです。

6番目のお寺は中丸子の無量寺です。昨年は大楽院の前に無量寺を参り、多摩川沿いを徒歩で20分強移動したのですが、あまりの寒さに心が折れたため、今回は少し楽をしようと思いました。武蔵小杉駅まで歩き、最寄り駅である南武線の平間駅で下車。しかし、平間駅から12、3分歩くため、あまりショートカットにはなりませんでした。

寿老人の無量寺。ご本尊は阿弥陀如来です。天正年間に覚源和尚により開創。戦災により本堂も寺宝も消失していますが、昭和29年に東京の古いお寺から本堂を譲り受け、移築したそうです。
こちらも大楽院同様、自分で御朱印を押すことができます。また、七福神の破魔矢や7寺院を描いた参拝記念の絵葉書など、七福神グッズが充実しているのも特長です。

御朱印も残すところあと一つ! 最後の寺院は木月にある大楽寺です。ここから向河原駅まで歩き、武蔵小杉駅で東横線に乗り換えます。大楽寺へは元住吉の駅から徒歩13分程。あまりの寒さに駅前でラーメン屋に立ち寄りたくなるものの、どこもお正月休み中。あと1寺院、気合で乗り切ることにします。

大楽寺に祀られているのは太鼓腹がトレードマークの布袋様。敷地内には愛らしい石像が置かれていました。正式な布袋尊は、本堂の中に安置されています。

大楽院はほかの寺院より少し離れたところにあるせいか、最後にめぐる方が多くみられました。最後の寺院では、参拝した日の日付を入れていただけます。記念として、その様子を撮影させて欲しいと図々しくお願いしたところ、快くご承諾いただきました。

これで7つの御朱印がすべて揃いました! 布袋様の前で、有難い一枚を撮影します。

昨年と同じく10時にスタートして、今回は14時半にめぐり終えることができました。今年も心地よい達成感が得られました。まだ参拝されたことのない方は、ぜひ来年チャレンジしてみてください。
今年も皆様にとって佳き一年でありますよう。

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