武蔵小杉の今とこれから
新・小杉散歩
2017.07.13
梅雨の晴れ間の二ヶ領用水
春は桜、秋は落葉がその景観を彩る二ヶ領用水。
梅雨のじめっとした気候のなかでも、遊歩道にはさまざまな花が咲き、わたしたちの目を楽しませてくれます。
もとは農業用水として江戸初期に造られた二ヶ領用水ですが、田畑が少なくなった昭和三十年代には、工業用水としてその役割を果たしてきました。
その後、一時は生活排水による汚染があったものの、下水道の整備などにより大幅に改善され、今日に至ります。
現在の緑道が整備されはじめたのは、1985(昭和60)年頃から。
農業・工業用水としての役目は終えているものの、その美しい景観が近隣に住む人々の心を癒し、憩いの場として活躍しています。
渋川の分岐では、カルガモたちが気持ちよさそうに羽をつくろっていました。