新・小杉散歩
2017.08.14
からくりトリックの世界
川崎市市民ミュージアムで行われている企画展「からくりトリックの世界」にお邪魔してきました。
この展覧会は3Dアート作家・服部正志氏のトリック3Dアート展と、青森在住の木工作家・高橋みのる氏による現代からくりアート展のふたつの企画展示で構成されています。
まずは「服部正志 トリック3Dアート展」から。
トリック3Dアートとは、壁面と床面に描かれたアートを、ある1点の角度からカメラを通してみると、立体的に見えるアートのこと。テーマごとに3つのゾーンから成り立っています。
夏休み真っ只中とあって、子供たちとパパやママたちで、大変賑わっていました。
昭和41年のバスターミナル。今とは少しレイアウトが違っていますが、写真上部の商店の軒並みは今も変わりません。
それぞれの作品には、このように、撮影するポイントとおすすめのポーズなどが書かれています。
早速、遊びに来ている子どもたちに協力してもらい、いくつかチャレンジしてみました!
同じく昭和46年。ターミナル方面から、医科大方面を見た写真です。現在はどうなっているかというと…。
どんなポーズをとったらより面白い写真になるか、パパやママ、友だちと考えながら遊ぶ子どもたちの笑顔が、キラキラと輝いて、とても楽しい企画展です。
撮影して遊ぶアートなので、思い出がかたちに残るのも嬉しいですね。
次は館の反対側へ移動して、「高橋みのる 現代からくりアート展」へ。
高橋みのる氏は、テレビチャンピオン「木のおもちゃ職人選手権」での優勝経験のある木工作家です。
からくりというだけあって、すべて手動や電動の作品。そして、全50作品のうち、電動の作品以外は、手で触って楽しむことができます。見ているだけでも充分楽しめますが、直接手に触れ動かしてみることで、その精巧な作りに圧倒されます。
動画でも少しお楽しみください。
このほか、木製ボードとプロジェクションマッピングを組み合わせたボードゲームやパズルなどもあり、みんな驚いたりはしゃいだりと楽しんでいました。
「からくりトリックの世界」は8月20日(日)まで開催。
観覧料は2展覧会が楽しめて、一般500円、65歳以上・大学生・高校生400円、中学生以下は無料です。
企画展は有料ですが、川崎市市民ミュージアムは川崎の成り立ちと歩みを紹介する常設の博物館展示や、図書の閲覧・ビデオの視聴ができるミュージアムライブラリーなどはすべて無料。小杉エリアの散歩コースにおすすめです。