新・小杉散歩
2022.10.26
武蔵小杉周辺 お蕎麦屋さんランチ
すっかり秋らしい天候が続くこの頃。飲食店にはこの時期ならではの限定メニューや、豊かな自然の恵みを楽しめる料理が出始めています。今回はそんな秋の恵みのひとつである「蕎麦」に注目。武蔵小杉周辺の地域の人々から親しまれる「町のお蕎麦屋さん」から、ランチにおすすめの3軒をご紹介します。
噛み応えある中太手打ち蕎麦
最初に訪れたのは、下小田中にある「手打そば 中原 かしわ」。店名のとおり、手打ちの蕎麦を提供するこちらは、座敷席から見えるせいろ用の細麺、中太、田舎、変わり2種と、毎朝5種の蕎麦を打つのだそうです。いただいたのは、厚切りの鴨肉が贅沢にのった「鴨そば」。しっかりと角が残ったコシのある中太の蕎麦は、噛むほどにその風味が広がります。やさしい甘さのつゆも、飲み干してしまいたくなるおいしさです。
お得な限定ランチの定食セット
2軒目は、サライ通り商店街に建つ昭和41年創業の人気店「そば処 ゑび寿家」。単品のお蕎麦はもちろんのこと、定食や丼の種類も豊富なこちらのお店では、15食限定の本日のランチ「ミックス天丼とかけそばセット」を注文。どちらもミニサイズの丼で、つるりと歯ごたえのある蕎麦と旨みの強いお出汁のかけそばに、天丼(この日の天ぷらはかぼちゃ、なす、湯葉)の甘みは文句なしの相性です。季節のメニューもあり、何度も通いたくなる1軒です。
かつ丼とざるの最強コンビ
最後にご紹介するのは、新丸子東口の商店街にある「そば処 寿美吉」。こちらのランチでいただいたのは、細めでのど越しのやわらかいざるそばと、丼が選べるセットの「Bセット」。丼の種類は玉子丼、かつ丼、牛丼、いか天丼、カレー丼、親子丼、ネギトロ丼、穴子丼の計8種類。今回選んだのはかつ丼。2段めの飯器の蓋を開けた途端、甘い香りとあたたかな湯気が広がり、冷えた体が幸せな空気に包まれます。最後は蕎麦湯でおつゆを飲み干し、定食を余すことなく堪能。田楽やもつ煮などの一品料理もあり、夜は飲めるお蕎麦屋さんとして人気があります。
気張らずふらりと入れる町のお蕎麦屋さん。新蕎麦が出回るこの時期、ぜひお近くのお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。