新・小杉散歩
2021.11.03
川崎市市民ミュージアム 出張! 夕やけ上映会
10月30日(土)、等々力緑地催し物広場にて、川崎市市民ミュージアムによる屋外上映会「川崎市市民ミュージアム 出張! 夕やけ上映会」が開催されました。
上映される作品は、川崎市内の懐かしい風景が記録された「川崎市政ニュース映画」の一部と、今年生誕120周年の円谷英二氏が監修し、川崎市にゆかりのある映画監督・実相寺昭雄が監督した「実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン」。
日が暮れ始める頃、事前にウェブサイトなどで参加を申し込んだ人々が、催し物広場に続々と集まりはじめました。
市民ミュージアム・大野正勝館長のご挨拶で、上映会は幕を開けます。
被災のこと、レスキュー状況のこと、休館中でも何か楽しんでもらえることをしたいという思いから、この上映会を開催したということを語られていました。
最初に上映されたのは「川崎市政ニュース映画」。1950年代に設立された社団法人神奈川ニュース映画協会が、県内の公共団体の施策と事業をPRするために制作したニュース映画のうち、川崎に関連した映像が「川崎市政ニュース映画」と呼ばれているそうです。
今回上映する作品は、2000年に制作された等々力緑地の風景、1986年の二ヶ領用水再生工事の一部が完成されたことの紹介、1952年の汲み取りトイレの機械化導入当時の様子、1998年の市民ミュージアム開館10周年のもようなど、懐かしい地域の光景を、それぞれ2分ほどの動画で楽しみました。
続いて上映された「実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン」は、テレビシリーズに再編集を加えた、1979年公開のオムニバス作品。カヴァドン、ジャミラ、シーボーズなど、大人世代にはなじみのある人気怪獣が多数登場し、子どもたち以上に大人の方が熱心に観賞している様子でした。
上映が終わる頃にはすっかり寒くなっていましたが、参加された皆さんは寒さをよそに楽しそうに感想を話しながら帰っていかれました。
今回のように、人が集まれるようなイベントが、少しずつ復活していくのは嬉しいことですね。また、こちらでも今後の開催の様子をお伝えしたいと思います。