新・小杉散歩

2021.02.26

二ヶ領用水の河津桜2021

二ヶ領用水の河津桜がそろそろ見頃を迎えています。
長く続いた強風も収まり、すっかり春めいた週末、まずは小杉御殿町の交差点付近、ガリバーの裏手に向かいました。
こちらには3本の高津桜が重なり合うように咲いています。駅側の2本はほぼ満開といったところで、すでにハラハラと花びらも舞い始めていました。
もう1本は木が若いのでしょうか。こちらは3分咲き。この木の満開は他の2本の花吹雪の中で楽しめるのかもしれません。

手前の木の満開が待ち遠しい。

さて、ここから二ヶ領用水を上流に向かって進んでいきます。
鳥たちの声も賑やかに、なんとも楽しいスタート。この日は少し歩くと汗ばむほど、Tシャツ姿の方もいらしたほどの陽気でした。
歩き出してまもなく、山王橋近くの河津桜は8分咲きといったところ。この場所は遊歩道から用水沿いに降りられます。用水沿いのベンチに腰掛けると、青い空と桜の花が川に映り「逆さ富士」ならぬ「逆さ河津桜」も見ることができ、これもまた風情があります。水面に映る桜を鴨が揺らしたら、それもまた面白そうです。

実物の桜と水鏡に映る桜、どちらも美しい。

さらに上流、上小田中2号橋と1号橋の間辺りの河津桜は9分くらいでしょうか。たわわに咲いた花が重そうなどと感じてしまうほどの見事さです。
こちらの桜には鳥が何羽もやってきていて、しばらく滞在していましたので、なんとかその姿を写真に収めようと頑張ってみたのですが、上手くいかず。
メジロもいたのですが、やはり望遠のカメラがないと鳥の撮影は難しいですね。

なかなかじっともしてくれない鳥。ツグミだろうか。

さらに北上して、小杉十字路の交差点近く、神地橋付近。こちらでは河津桜と白梅が並んで咲いていました。白と桜色が並ぶとなんだか微笑ましく思えてしまいます。

神地橋からさらにひとつ先、白田橋あたりの河津桜もほぼ満開といったところ。

河津桜から河津桜へと見てきたのですが、実は河津桜の他にも、用水沿いには寒緋桜や十月桜などの桜が植えられています。見頃はもう少し先のようですが、開花を始めていました。

目にも鮮やかな寒緋桜は3〜4分咲きといったところ。

秋と春、年に2度咲くという十月桜も、数は少ないが植樹されている。こちらは2分といったところか。

中原区の花として制定されている桃はまだ蕾。ですがもう色がはっきりとわかるほどに花が頭を覗かせています。ぷっくりと膨らんだ蕾は、今か今かとその時を待っている感じがたまらなく愛らしく感じられます。

矢口桃。二ヶ領用水には実に多くの種類の桃が植えられている。それぞれに名前と説明がついた札がかかっているので違いを詳しく見ることができる。

そのほかにも、足元を見れば植え込みには色とりどりの可憐な花が。植え込みでないところにも楚々とした小さな野の花々がたくさん咲いています。
高いところも低いところも、道々はほんの数週間前まで色彩がほとんどなかったとは思えないほど、春に彩られていました。

沈丁花の濃密な香りが風に乗って漂ってきた。

花から花へと誘われて北上を続けると、宮内にある常楽寺の裏手あたりに見事なミモザの木がありました。1本だけですが、圧倒的存在感です。

風にそよぐミモザの花もなんとも春らしい。

この付近には、河津桜や寒緋桜、白梅、紅梅、十月桜などが点々とではありますが植えられていてたくさんの色彩を楽しむことができます。

寒さに耐え、寒さの中で準備を整え、寒さを乗り越え、ついに春を迎えた二ヶ領用水。これから中原区の木に制定されている桃が開花、その後はソメイヨシノが、そして眩しい新緑の季節へと、美しい時期が続きます。
花から花へと目を奪われながらたくさん歩いて、運動不足も解消。身も心もすっきり軽くなった休日でした。

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